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日本の文様「鳳凰」

鳳凰文様の歴史

突然ですが、和食器の文様としてよく登場する「生き物は?」と尋ねられたら、何が思い浮かびますか?
鶴や亀、龍、獅子、馬や千鳥などさまざまなお答えがあると思いますが、本日は中でも登場頻度の高い「鳳凰(ほうおう)」についてまとめてみます。

鳳凰は、中国の伝説による想像上の鳥で、”優れた帝王の元、天下が治る時に現れる”といわれています。日本には飛鳥時代に伝来し、瑞祥の象徴として工芸品や皇室の衣服・調度品などに用いられ、格式高い高貴な文様として奈良時代、平安時代にも尊ばれてきました。

衣服だけでなく、宇治の平等院阿弥陀堂、通称「鳳凰堂」の屋根にとまっている鳳凰のように建築装飾としても用いられていますね。どんな姿だったかな?と思ったら、一万円札の意匠を確認してみてくださいね。

鳳凰ってどんな姿?

平安時代中期に編纂されたさまざまな格式「延喜式(えんぎしき)」によれば、鳳凰の姿は鶴に似て、前半身は麒麟(きりん)、後半身は鹿、首は蛇、尾は魚、背は亀、顎は燕、くちばしは鶏に似て、羽には五色の文様があるとされています。想像するのも困難な、何だかとんでもないお姿だったようです…。
近年私たちが鳳凰と聞いて思い浮かべる姿はもう少し文様化されていったものなのでしょう。その姿は、鶏のように冠をもち、孔雀のような長い尾を持ち、五色の羽毛を持ったものが一般に伝わっています。

鳳凰文様の種類と縁起

鳳凰を用いた文様には、鳳凰を円形にあらわす団鳳凰(丸鳳凰)や、二羽を向かい合せに配する双鳳凰、桐や竹と組み合わさった桐竹鳳凰などがあり、桐竹鳳凰文様は天皇が着用する袍(ほう)にしか用いることが許されなかった、大変高貴な文様です。
世の中に平安をもたらす動物として、鳳凰は桐の木に宿り竹の実を食べるとされていたため、天下泰平、善君の世の証しとして織り込まれたのでしょう。

善君を表現し讃える文様であることから、身分の高い皇族や貴族が使う特別な文様でしたが、次第に庶民にも広まっていきます。
世の中が正しく治まっている時にしか現れないという伝説のある鳳凰は、徐々に”鳳凰が現れると世の中が繁栄する”と言いかえられるようになり、鶴のように慶事を象徴する瑞鳥(めでたいことの起こる前兆とされる鳥)として愛されすようになります。また、陰陽の象徴とされたり、雄を鳳、雌を凰と分けて称したことから夫婦円満の象徴としても広まっていきました。

四霊(鳳凰)と四神(朱雀)の違いは?

ここでまた質問ですが、「四霊(しれい)」という言葉を聞いたことはありますでしょうか?四霊は、「麒麟」「亀」「龍」そして「鳳凰」のことを言います。
歴史や風水に詳しい方ですと、ここで「四神に似ているけど、それとは違うのかな?」といった疑問を持たれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

四神は方角を司る「青龍(東)」「朱雀(南)」「白虎(西)」「玄武(北)」を言い、それぞれの神に対応した地形を各方角にあてはめてふさわしい都を造営する「四神相応」という考え方の基でもあります。ブルーパロットのある京都=平安京も、この四神相応の都として四方を神に守護された地と知られています。ちなみに、東の川の流れは鴨川(青龍)、南の湖畔は巨椋池(朱雀)、西の大道は山陰道(白虎)、北の丘陵は船岡山(玄武)なんですよ。

では四霊とは何かと言いますと、”この世のあらゆる動物たちの長となる特別な霊獣”のこととして、中国の五経の一つである「礼記」という儒教書物に記されていて、四神とはまた別の概念なのです。”霊”という字が使われていることから、妖怪や霊的なものをイメージしてしまうかもしれませんが、そうではないのでご安心を。

あらゆるものの中で最も優れたものという意味で”万物の霊長”という言葉がありますが、この”霊”と同じ意味ですね。話を鳳凰に戻しますと、この「四霊」のひとつである鳳凰はあらゆる鳥類の中でもっとも優れた鳥として選ばれいている訳なのです。

ある興味深い言い伝えを見つけたのですが、鳳凰のヒナは、雀(すずめ)であるとも言われているそうです。だから先述した四神のひとつ朱雀=朱い雀の姿はよく鳳凰に似た描写がされているのかもしれませんね。なんだか納得です。

うつわに描かれる鳳凰文様

よくうつわに描かれる鳳凰は翼や尾が悠々とゆらめいており、やはり”鳥類の長”としての風格が漂っているなと改めて感じました。

また二羽一緒に描かれていたら、鳳と凰のつがいとして夫婦円満の吉祥紋として考えるのも楽しいですね。

うつわの中心に、主役として用いられているだけでなく、縁の装飾として図案化されて描かれている事も多いので、是非注目してみて下さいね。

いかがでしたでしょうか。記事内の商品画像は全てブルーパロットで取り扱っている商品です。オンラインショップ内に掲載している商品もございますので是非ご覧ください。

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